淡路のうた

3月20日、淡路市立サンシャインホールさんで昨年夏に始まった講座のまとめでもある会が行われました。
もともとは地域の様々な活動をなさっている方が一同に集まる会の予定でしたが、諸事情で、今回は、太鼓教室の皆さんの作品発表だけをさせて頂く運びとなったようで、生徒の皆さんも、ホールのいろいろな場所を楽しめる良い機会でした。
「昔、ホールが出来た時、とても嬉しかったんだ!」とお話ししてくださった生徒さんもいました。

初めてバチを持った人、初めて着物を着たり、笠をかぶった人、初めて歌を歌った人、初めてマイクを使ったり、初めて舞台に立ったり、、、全員が何もかも初めてで、こんな状態で大丈夫かな、と時には悩みながら、みんなで励まし合って形にした舞台。

初めて尽くしなのに2曲もチャレンジしました。

1曲目は、この講座の謳い文句であった「石場突き唄」。
淡路島の大工さんを先頭に、村人みんなで唄って大黒柱を建てていた時に唄った祝い唄です。

諸国を旅していた女性旅芸人の「瞽女さん」の歌の中にも、やはり大黒柱の歌詞が出てくる祝い唄のような「万歳」という曲があります。

ホールに、第一声、「これがこの家の大黒柱〜」と響き渡った時、いよいよ淡路島に大きなお家が建ち始めたようで、ホール全体が喜んでいました。
とても小さな場所でも、良い言葉を使い、楽しく和気あいあいと地域のかたが集う空間が一つ出来るだけで、不思議とその地は明るく変化していきます。
そんな明るいパワーが柱となって立ち上がったような瞬間でした。

当日、神戸で太鼓を打っている仲間たちも、舞台裏のお手伝いに行きましょうか?と心配してくれていましたが、発表直前からは、淡路島のメンバーたち自ら楽器のセッティングも全て自分たちだけで行う気持ちが強くなり、みんなで結集して舞台を作り上げるパワーはさすが誇り高き淡路人。
何もかも自分たちで仕上げてしまい、稽古場で揃えている衣装一式もあるのですが、自分でも、近所の呉服店で好きな半纏と帯、ハチマキ一式を買ってきたという生徒さんもいらして、驚きました。その生徒さんは、太鼓も買いたいと熱心で、そのうち、舞台も建ててしまいそうな勢いで熱烈に頑張っていらっしゃいます。

当日はご家族やご近所の皆さんが家族づれで見にきて、応援してくださいました。
舞台裏では、着物の着付けで女性たちは「難しい!」と言いながら、とっても楽しそう。
笠をかぶった美しい姿を皆さんに見てもらいたくて、客席に行ったまま帰ってこないメンバーも(笑)

何かと初日ならではの出来事が起きましたが、皆さん、心地よい疲れを感じ、きっと帰っておうちでビールで乾杯!と頑張った自分自身を褒めていらしたように思います。

ここまで来れましたのも、ホールのスタッフの皆様の献身的な支えのおかげです。
楽器の搬入、搬出を始め、常に生徒の皆さん、地域全体の皆さんのことを第一に考えて決断してくださる安心感があってこそ、生徒の皆さんも指導者も音楽に集中することができました。
ありがとうございます。

この第一歩を積み上げて、次は、お世話になった漁師さん、地域の方から譲っていただいた唄本やCDから淡路島ならではの曲と舞台を作り上げていきたいと思っています。

来年度の募集も始まっています。

淡路島の島文化をもっともっと掘り下げながら、同じ日本各地の島文化を繋いで行けたら良いなと思っています。淡路島、八丈島、奄美大島、沖縄、四国、、島の文化を調べて並べていくと、今はなくなってしまった島の文化が、別の島に残っていたりして、とても面白く、島の文化が刺激され繋がっていけば良いなと思っています。

ホールで行われている大々的な募集。
時折、神戸方面から訪れる生徒さんも、ホールに入った瞬間、びっくりなさるそうです。

今後とも、ますます精進し、ホールに集い地域を盛り上げ、人と人を繋いでいく文化の力を盛り上げるお手伝いをさせて頂けたらと思います。どうぞ宜しくお願い致します。

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