暦のはなし

太陰太陽暦 弥生二廿九日
グレゴリオ暦 4月29日(金)昭和の日
一粒万倍日

いま、教室の生徒の皆さんや、教室と関わる子どもたちが自然に触れられる場所を作るため、ビレッジを構築しています。
アートビレッジと名をつけて、太鼓だけでなく、アートや食、自然、農業、ヨガ、ダンス、忍者教室など、いろいろな方々を繋いでいく場となるよう、今年一年は、太鼓教室の皆さんと一緒にたくさん遊んで、プログラムを考えます。

まずは自分自身が学ばなくてはならないので、毎日、野草を摘み、野菜の種や苗をうえ、草を積み上げて自然に育つ菌を使って肥料を作る方法を試したり、畑全体に草を敷き詰めてマルチを使わない方法を試したり、もともと、無農薬で育てて来られた畑の一部で、さらに畑を自然のなかで運営していく方法を試行錯誤しています。


そして、以前にも書いた通り、旧暦、いわゆる太陰太陽暦に切り替え、太陽と月、星々の動きを観察しながら、過ごしています。
月の影響を最も感じられるのは、農業よりも漁業で、釣り人は潮汐表という潮の満ち引きを知るための表を参考にして釣りをされています。

下記の写真は太陰太陽暦 弥生十七日 グレゴリオ暦4月17日、大潮の時の満月です。

少し前には、一日ごとに虫や動物たちが動き出している姿を毎日、観察していました。
てんとう虫とアブラムシ、アリ、ハチ、バッタ、トカゲ、今はもう、カエルが鳴き始めました。

さて、今年度の教室が全て開講いたしました。

こちらは、今年度、一番にスタートした淡路市立サンシャインホール太鼓教室。
ホールの皆さん、地元の皆さんに大応援いただいている素晴らしい教室です。

淡路は自然と文化の宝庫ですし、世代間の交流や継承がごく普通にある場所だと思います。
近年は、移転者の方々が増え、これからは、地域の方々と転入者の方々とが出会う場所も大切になってくるでしょう。
この教室では、まさに、地元で農業をなさっている大先輩に、移転して農業を始められた生徒さんがいろいろなことを教わったり、何よりも私自身が、楽器用の竹を見繕ってもらったり、水のことを教わったりお世話になっています。

そして次にスタートした芦屋山手小学校の音楽室で芦屋のコミュニティスクールの方々の主催なさっている芦屋山手太鼓。
今年から新しく始まった神戸市学園都市にある子ども施設と共に、武陣太鼓の代表でもある勝野講師が指導を担当させて頂いています。
そして、稲美町にある母里保育園さんは新園舎が建ち、先日は祝いの太鼓を新しい40人の5歳さんと一緒に打ちました。

(2019年の発表写真です)

(LUNA WORKSさん 和暦日々好日)

今年は音頭としごと唄を結びつけて聴いて頂く機会なども沢山、計画されていますが、そこにも暦をぜひ持っていきたいです。

暦の専門家の方々、食の専門家の方々など、私の周囲にいらっしゃったり、尊敬している、素晴らしい先生方を皆様に紹介できたら嬉しいと考えています。




おとなり先生プロジェクト2022


グレゴリオ暦4月3日(日)は、旧暦弥生三日、桃の節句です。

現在、立ち上げ準備中のアートビレッジでは、春の苗植えと種まきが始まりました。

野菜に加えて本年は薬草畑も作ります。

菜の花がこんなにきれいに咲いています。

山桜も見頃です。



さて、私たちの教室では日本で第1回目の緊急事態宣言が出された際、子供たちの体力低下は免疫力の低下につながると判断し、子どもたちの教室をすぐに無料開放し、オンラインレッスンを導入。

また、国際薬膳師、助産師、作業療法士、看護師など専門の皆さんと連携して、「おとなり先生」というプロジェクトを始めました。

舞台に立っていらしたパフォーマーの方から医療者まで、小さな子供や妊婦さん、障がいを持つ皆さん、高齢者の皆さんなどに向けて、発信しました。

2020年にも大協力してくださった稽古場の専門家の皆さんの協力で、2022年5月より、おとなり先生プロジェクトの第2弾をスタートします。

プロジェクトでは、子どもたちに向けて講座をリアル、オンライン両方を無料開放します。
また、若者向けの、たくさんの楽しい企画をただいま、開発中!
お楽しみに。

●こちらは、当教室主催のイベント、ワークショップのみでのプロジェクトとなります。
施設や学校、自治体などの主催教室に関しては、すでに多くの皆さんが参加しやすい金額に設定されておりますので、プロジェクト対象外となります。あらかじめご了承くださいませ。

淡路のうた

3月20日、淡路市立サンシャインホールさんで昨年夏に始まった講座のまとめでもある会が行われました。
もともとは地域の様々な活動をなさっている方が一同に集まる会の予定でしたが、諸事情で、今回は、太鼓教室の皆さんの作品発表だけをさせて頂く運びとなったようで、生徒の皆さんも、ホールのいろいろな場所を楽しめる良い機会でした。
「昔、ホールが出来た時、とても嬉しかったんだ!」とお話ししてくださった生徒さんもいました。

初めてバチを持った人、初めて着物を着たり、笠をかぶった人、初めて歌を歌った人、初めてマイクを使ったり、初めて舞台に立ったり、、、全員が何もかも初めてで、こんな状態で大丈夫かな、と時には悩みながら、みんなで励まし合って形にした舞台。

初めて尽くしなのに2曲もチャレンジしました。

1曲目は、この講座の謳い文句であった「石場突き唄」。
淡路島の大工さんを先頭に、村人みんなで唄って大黒柱を建てていた時に唄った祝い唄です。

諸国を旅していた女性旅芸人の「瞽女さん」の歌の中にも、やはり大黒柱の歌詞が出てくる祝い唄のような「万歳」という曲があります。

ホールに、第一声、「これがこの家の大黒柱〜」と響き渡った時、いよいよ淡路島に大きなお家が建ち始めたようで、ホール全体が喜んでいました。
とても小さな場所でも、良い言葉を使い、楽しく和気あいあいと地域のかたが集う空間が一つ出来るだけで、不思議とその地は明るく変化していきます。
そんな明るいパワーが柱となって立ち上がったような瞬間でした。

当日、神戸で太鼓を打っている仲間たちも、舞台裏のお手伝いに行きましょうか?と心配してくれていましたが、発表直前からは、淡路島のメンバーたち自ら楽器のセッティングも全て自分たちだけで行う気持ちが強くなり、みんなで結集して舞台を作り上げるパワーはさすが誇り高き淡路人。
何もかも自分たちで仕上げてしまい、稽古場で揃えている衣装一式もあるのですが、自分でも、近所の呉服店で好きな半纏と帯、ハチマキ一式を買ってきたという生徒さんもいらして、驚きました。その生徒さんは、太鼓も買いたいと熱心で、そのうち、舞台も建ててしまいそうな勢いで熱烈に頑張っていらっしゃいます。

当日はご家族やご近所の皆さんが家族づれで見にきて、応援してくださいました。
舞台裏では、着物の着付けで女性たちは「難しい!」と言いながら、とっても楽しそう。
笠をかぶった美しい姿を皆さんに見てもらいたくて、客席に行ったまま帰ってこないメンバーも(笑)

何かと初日ならではの出来事が起きましたが、皆さん、心地よい疲れを感じ、きっと帰っておうちでビールで乾杯!と頑張った自分自身を褒めていらしたように思います。

ここまで来れましたのも、ホールのスタッフの皆様の献身的な支えのおかげです。
楽器の搬入、搬出を始め、常に生徒の皆さん、地域全体の皆さんのことを第一に考えて決断してくださる安心感があってこそ、生徒の皆さんも指導者も音楽に集中することができました。
ありがとうございます。

この第一歩を積み上げて、次は、お世話になった漁師さん、地域の方から譲っていただいた唄本やCDから淡路島ならではの曲と舞台を作り上げていきたいと思っています。

来年度の募集も始まっています。

淡路島の島文化をもっともっと掘り下げながら、同じ日本各地の島文化を繋いで行けたら良いなと思っています。淡路島、八丈島、奄美大島、沖縄、四国、、島の文化を調べて並べていくと、今はなくなってしまった島の文化が、別の島に残っていたりして、とても面白く、島の文化が刺激され繋がっていけば良いなと思っています。

ホールで行われている大々的な募集。
時折、神戸方面から訪れる生徒さんも、ホールに入った瞬間、びっくりなさるそうです。

今後とも、ますます精進し、ホールに集い地域を盛り上げ、人と人を繋いでいく文化の力を盛り上げるお手伝いをさせて頂けたらと思います。どうぞ宜しくお願い致します。

太陽と月と海

春分の日を目前に迎えて3月18日(グレゴリオ暦)は大潮。
日の出は6時05分あたり。日の入りは18時11分(グレゴリオ暦3/17・旧暦如月十五日)

春の彼岸入り、満月でした。

春の季語の一つ。
花朧(はなおぼろ)、花曇り、本当にそんなぼんやりとした月と花が印象的です。

如月三日(3/5)、「啓蟄」をすぎて、大自然が目を覚ます時期。
蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)では、一番わかりやすい虫はアリなのだそうです。
アリは一億年前、蜂から進化して地下で暮らすことを決めた種族なのだそう。
様々な生き方や植物と共生関係を結ぶことで世界的な繁栄に成功した虫だということで、尊敬すべきアリ君なんですね!

教室で、現在、講師と共に児童館や病院などに太鼓を導入するメンバーが一様に学んでいるのは、「脳波」。
ベータ波、アルファ波、シータ波、デルタ波などと音楽や自然音、海、月などとの関係について、実際の生活に音楽をどのように取り入れるか、稽古の在り方などを含め、実践的に読み解いていきます。
特に病院関連への導入は、とても繊細で音楽療法士さんたちとの共同作業になります。

稽古場で常に注目しているのが、自然との調和。
風の音、波の音、木々の揺れる音、小鳥の鳴き声、水中の音。
自然に触れる機会の少ない方々にも楽しんでいただける方法を考えています。

さて、あちこちで行われている春の儀式。
こちらの保育所では、大きい組さんから中くらいの組さんへのバトンタッチの儀式が今年は屋外にて行われました。

2月に発表をした後なので、保育士の皆さんも余裕の表情。
子どもたちのお稽古前の保育士さんたちのお楽しみの時間は、日本の組太鼓、古式打法、民謡太鼓、伝統的な太鼓のリズム体験に加えて、アフリカのリズムにも挑戦して、たくさん並んだ太鼓の中で子供のように遊びました。
保育士の先生たちは、子どもたちより夢中になって、難しいリズムに挑戦。
毎年、挑戦する先生方の数が増え、まるで先生合奏団ができそうです!

今年は、樽を使った樽だいこも取り入れました。
こちらは民謡が盛んな新潟あたりでは、高度な芸能として、祭りを盛り上げてくれる主役です。
今回は、岩手県の民謡から、子どもたちが飛び跳ねる曲を演奏しました。
この樽は日頃から野外に置いてあるので、きっと子どもたちが打って遊ぶことでしょうね!

そのあとは、先生たちと保育所内の楽器探し。
鈴、ベル、鉄琴、大きな大太鼓、その施設にある鳴り物を探し出しては、取り入れていきます。
今年は、鈴をたくさん使いました。

和太鼓を楽しもう!たいこ・うた・まい
淡路・神戸・明石・稲美・加古川・芦屋
さとおと太鼓教室
http://satooto.com