いろいろなリズムとさまざまな音の振動をカラダで感じてみましょう!
太鼓の背景にある人々の暮らしを観察したり、歴史を遡ったり太鼓を通して、時間と世界を旅行しましょう。
●組太鼓が初めて創られた時のスタイル
組太鼓が初めて創られたのは、長野県諏訪地方と言われています。
民衆の中から力強く生まれ芸能化していった頃の編成や音の出し方を細かく分解していくことで、組太鼓のルーツに迫ります。

●いろいろな太鼓打法
以下のような太鼓打法を、さまざまなバチを取り替えながら、体験していきます。
1、組太鼓、古式打法
組太鼓の概念と、そこから生まれた古式打法という太鼓の真髄に迫ろうとした打法に基づいたオリジナルの作曲作品に取り組みます。
2、郷土の太鼓スタイル
地域に根付いた民謡、音頭、獅子舞、祭りの中の太鼓などを体験します。
農業者の皆さんが今も受け継いでいらっしゃる生活の中に残る芸能に光を当て、それをもとにした舞台作品化にも取り組んでいます。
3、芸能化、専門化したスタイル
日本の能楽、囃子、雅楽、民謡など芸能化、専門化した芸能の中の太鼓を見聞きしたり、大陸から伝わってきた音のあり方を体験したり、演奏家の皆さんと一緒に舞台に立つ体験を通して音を感じます。
特に、御簾の中で奏でられる下座音楽の中の太鼓を用いた情景描写の手法などは、日本人が持っていた音の感性を感じられます。
4、いろいろな地域の郷土の太鼓スタイル
神楽、民謡、祭りの中の太鼓など、他の地域の郷土に根付いた太鼓スタイルを体験します。北から南まで、気候や環境によって異なるリズムを楽しみます。
5、時代をさかのぼる太鼓
戦国時代、軍楽、陣太鼓として使われていた太鼓編成、田植えの際に囃していた太鼓が田楽となり、田楽法師として職業化、専門化していった様子を古文書や屏風絵などから洗い出して再構築したオリジナルの作品を楽しみます。
6、現代作品
和太鼓と様々な楽器による現代作曲作品にも取り組みます。
既存の曲はもちろん、新たに作曲家に委嘱する試みも行っています。
●風の太鼓2019公式ページ
http://nami.satooto.com/page-392/
